オール電化世帯におすすめの電力会社を紹介 よりお得な新電力は?

オール電化におすすめの電力会社は?

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お財布への負荷も減らしたいオール電化

環境への負荷の少ないオール電化。しかし、その電気料金高さに頭を抱えている家庭も多いのではないでしょうか。電力自由化により、もっと安い電力会社があるのでは?と期待を寄せている方もいるでしょう。

オール電化のプランは,通常の電力プランに比べると仕組みがわかりにくいとも言われます。
そこで本特集では、オール電化世帯が電力会社を切り替える際にどのプランを見れば良いのかを解説しながら、電力自由化でお得になる電力会社・プランを紹介します。現在の契約内容を確認しつつ、本特集を参考に最適な選択肢を見つけましょう。

オール電化と電力自由化

ソーラーパネル画像

オール電化住宅では、主に夜間の電力を活用しています。エコキュートなどの給湯設備では、電気代が割安な夜間にお湯を作ることで、日中に電力・ガスを使用せずにお湯が利用できる仕組みです。その他、家庭用蓄電池や蓄熱なども、夜間の割安な電気料金を活かす方法と言えます。

もともとオール電化は、原子力発電が電源供給の3割を担っていた頃、夜間に作った電力を有効活用するために普及が進められてきた経緯があります。
ところが東日本大震災以降、原子力発電所の多くが稼働を停止し状況が変わりました。原子力発電による安定供給がなくなった結果、オール電化プランの選択肢は狭まったと言えます。

東京電力が提供していたオール電化向けプラン

東京電力では、今まで3つのオール電化プランを提供していました。しかし、東京電力のオール電化プランはいずれも電力自由化後(2016年4月以降)に新規の受付を停止。現在は、契約中の世帯のみが継続可能となっています。まずは現在、どのプランで契約しているかを確認してみましょう。

1電化上手

エコキュート、IHクッキングヒーターなどを使用している家庭向きの「電気上手」プランは、季節・時間帯により電気料金が異なります。23時から翌7時までの時間帯の料金が12.25円/kWh、と安く設定されている一方、日中10時から17時までは31.73円/kWh(夏季38.72円/kWh)と割高です。基本料金は6kVA以下で1,296円から。

2おトクなナイト8・10

エコキュートや電気温水器などの電気給湯機を設置している家庭向きの「おトクなナイト8・10」プランは、夜間と日中で料金が異なります。おトクなナイト8では、23時から翌7時までの8時間が12.25円/kWh、それ以外の時間帯は31.84円/kWh。おトクなナイト10では22時から翌8時まで12.50円/kWh、それ以外の時間帯は34.65円/kWhです。基本料金は電化上手プラン同様、6kVA以下で1,296円から。

3深夜電力

電気温水器(契約電力が0.5kW)を利用している家庭が契約可能な、「深夜電力A」プラン。毎日23時から翌朝7時の時間のみ電気利用が可能な契約のため、従量電灯プランと組み合わせて利用する必要があります。従量料金の設定はなく、基本料金は1454.88円から。

契約電力が1kW以上の場合は「深夜電力B」プランが利用可能で、基本料金は324円、従量料金は12.25円/kWhほどと割安です。深夜電力Bも23時から翌朝7時のみの時間限定プランのため、他の電気契約が必要です。

オール電化の家庭は旧プランを継続したほうがオトク?

電卓と電気画像

実は電力自由化後、上述の東京電力オール電化プランよりも割安な電力会社・プランはないのが現状です。また、新電力にはオール電化向けのプラン自体が少なく、乗り換えを行う場合は、通常の電気プランを選択することになります。そのため、以前から東京電力のオール電化契約(旧プラン)を契約している方は、新電力への切り替えをせずそのまま継続する方がお得です。

ただし、電力自由化後(2016年4月以降)にオール電化にした家庭の場合は、新電力のプランにすることで、電気代を節約できる可能性があります。電力自由化後は、東京電力のオール電化向けの旧プランを選択できず、自由化後にスタートした東京電力のオール電化プランは旧来のプランと比較して割高になっています。そのため、一度新電力のプランと料金を比較してみる価値は十分にあると言えるでしょう。
特に、太陽光発電を利用している家庭は、割引が適用される電力会社もあるので要チェックです。

オール電化の家庭におすすめの電力会社

Looopでんき おうちプラン

Looopでんき

株式会社Looopが提供する新電力、Looopでんき。東日本大震災時にソーラー発電セットを無償で設置したことがきっかけで生まれたLooopでんきは、再生可能エネルギーにも力を入れています。

おうちプランは、基本料金が0円で電気を使った分だけ支払うシンプルな料金体系です。従量料金は東京電力エリアで、税込26円/kWhほど。住宅用太陽光発電システムがある家庭であれば、電力をLooopに提供することで電気料金が1円引き/kWhとなる「ソーラー割」が利用可能です。さらに、Looopが提供する住宅用太陽光発電システムLooopHomeを購入する場合は、さらに1円引き/kWhが適用されます。加えて、Looop社の住宅用蓄電池Looopでんちの購入で3円引き/kWhに。すべての割引を利用すれば従量料金が21円/kWhと、かなりお得な料金になります

シン・エナジー 生活フィットプラン

シン・エナジー 生活フィットプラン

株式会社洸陽電機が提供する新電力、シン・エナジー。安定した電力供給を行っており、企業や官公庁施設などの利用が多いのが特徴です。シン・エナジーも、再生可能エネルギーに力を入れている新電力の1つで、その料金の安さにも注目が集まっています。

一般家庭向けのプランは「きほんプラン」と「生活フィットプラン」の2種類。電気使用量の多いオール電化家庭におすすめしたいのは、夜間(22時から翌8時)の電気料金が17.65円と割安になる生活フィットプランです。基本料金は30A:463.32円から60A:926.64円ほどで、初期費用、解約手数料は0円。さらに、電気料金の支払いでJALのマイルが貯まる点も必見です。(年間600〜1,800マイル)

注意)新電力の電気料金プランの多くは、東京電力「従量電灯B」で契約する必要があります。そのため現在、東京電力のオール電化向けプランを利用している場合は、まず従量電灯Bプランに切り替え後、新電力と契約することになります。

(著者:久我裕紀)