ガソリン代が安くなる電力会社を紹介。ENEOSでんきと昭和シェルでは、どちらがお得?

ガソリンが安くなる電力会社とは?-ENEOSでんきと昭和シェル石油のガソリン代割引&電気料金を比較!-

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ガソリンがお得になる電力会社に注目

電力自由化により電力会社を自由に選べるようになったものの、自分に合った電力会社の選び方がわからない、という方も多いのではないでしょうか。電力会社を選ぶ基準の1つに、ガソリン代の割引サービスに注目する方法があります

ガソリンスタンドの画像

電力自由化以降、大手石油会社も電気事業に参戦するようになり、電気の契約者向けに、給油時のガソリン代を割り引くサービスを提供しています。通勤・通学に車やバイクを利用している方、仕事や趣味などで車・バイクの利用頻度が高い方であれば、石油会社が提供する電気料金プランは有力な選択肢となるでしょう。

そこで本特集では、電力契約をすることでガソリン代が割引になる電力会社を紹介します。せっかく電力会社を変えるのであれば、電気料金だけでなく、ガソリン代もお得に節約しましょう。

JXTGエネルギー ENEOSでんき

ENEOSでんきは、石油販売を行うJXTGエネルギーが運営する電力会社。JXTGエネルギーはガソリンスタンド「ENEOS」の運営元でもあり、給油にENEOSを利用しているドライバーであれば、「ENOSでんき」の名前を聞いたことのある方も多いでしょう。

ドライバーの画像

ENEOSでんきでは、JXTGエネルギー発行のENEOSカードを電気料金の支払いに利用すると「ガソリン代割引」が適用されます。ENEOSカードには「ENEOSカード S」「ENEOSカード P」「ENEOSカード C・NICOS」の3種類が存在し、もともとガゾリン代の割引やポイント還元などの特典があります。電気料金の支払いカードにENEOSカードを指定すると、通常のガソリン代割引・ポイント還元に加えて、さらに1Lあたり1円の割引を適用
例えば、「ENEOSカード C・NICOS」では、毎月のカード利用額に応じてガソリン・軽油・灯油代が1Lあたり最大7円割引になるため、ENEOSでんきの支払いによる1円割引と合わせて、1Lあたり最大8円の割引も可能です。※月の割引上限は、給油150Lまで

ENEOSでんきの電気料金プラン(Vプラン)は、電気使用量が多いほどお得になる料金体系となっており、家族人数が多い世帯など、電気使用量の大きい家庭におすすめできる電力会社です。
また、2年契約をすることで電気使用量1kWhあたり、0.2円の割引が適用される「にねんとくとく割引」も提供。さらに、3年目以降も引き続き契約をする場合には、割引額が1kWhあたり0.3円に拡大されます。
電気使用量が多く、給油の際にENEOSをよく利用するという方は、ENEOSカードの申し込みとともに検討してみてはいかがでしょうか。

ENEOSでんき

電気料金の試算:ENEOSでんき Vプラン 

【試算条件】40A契約、400kWh、ガソリン代割引54円(1リットルあたり1円引×月50L給油)

1ヶ月あたり 10,215円(税込)ガソリン代割引:54円/月を含む
東京電力:従量電灯B 11,036円と比較すると月額821円~901円割安年間9,852円~10,812円の節約!
※燃料調整費は平成29年10月時点(-2.92円/kWh)、再生可能エネルギー発電促進賦課金等は平成29年5月~平成30年4月(2.64円/kWh)

昭和シェル石油 選べる電気

同じく石油会社大手の昭和シェル石油も、電力会社を運営しています。昭和シェル石油の電気を契約することで、昭和シェルのガソリンスタンドでの給油時に、ガソリン代が割引されます
昭和シェル石油の電気プランは以下の2つ。プランによって電気料金とガソリン割引の内容が異なるため、十分比較した上で選択しましょう。

ガソリンが10円/1L安くなる電気

ガソリン代の割引額が大きいのは、「ガソリンが10円/1L安くなる電気」です。電力契約時にクレジットカード(昭和シェル以外のクレジットカードにも対応)もしくはPontaカードを登録しておくだけで、昭和シェルでの割引が適用されます。月の割引上限は100Lまでなので、毎月ガソリン代が最大1,000円OFFになる計算です。※ただし、軽油は1Lあたり5円割引、上限はガソリンと合計で月100Lまで。
ガソリンの割引額は非常に大きいものの、東京電力(従量電灯B・40A)を契約中で、電気料金が約6,000円(199kWh)以下の家庭だと、電気料金がかえって高くなることもあります。「ガソリンが10円/1L安くなる電気」では、月600kWh以上の電気使用量がある月に限り1kwhあたりの電気料金が1円割引となるため、電気使用量が多く、かつ車・バイクの利用頻度が多い家庭に特におすすめです。

電気料金の試算:ガソリンが10円/1L安くなる電気

【試算条件】40A契約、400kWh、ガソリン代割引500円(1リットルあたり10円引×月50L給油)

1ヶ月あたり 10,266円(税込)ガソリン代割引:1リットル当たり10円引×50L給油を含む
東京電力:従量電灯B 11,036円と比較すると月額770円割安年間9,240円の節約!
※燃料調整費は平成29年10月時点(-2.92円/kWh)、再生可能エネルギー発電促進賦課金等は平成29年5月~平成30年4月(2.64円/kWh)

昼はもちろん夜に差が出る電気

一方、「昼はもちろん夜に差が出る電気」は、ガソリンの割引額こそ小さいものの、電気料金部分の割引が大きい電気料金プランです。
夜8時から翌朝7時までは「ナイトタイム」、それ以外の時間は「デイタイム」となり、それぞれに異なる電気料金単価を設定。ナイトタイムの電気料金は1kwhあたり23.35円で、既存の電気料金よりも最大約22%割安(東京電力・従量電灯Bと比較した場合)となっています。また、「デイタイム」の料金も、電気使用量150kWhまでは、夜間と同程度か、それ以下の電気料金
ガソリン割引額は、1Lあたり1円(ガソリン、軽油含め上限は月100Lまで)と、大きくはありませんが、夜の時間帯に電気を使う家庭にとっては、よりお得な料金設定と言えるでしょう。車に乗るのは週末だけという方や、日中家にいることが少ない一人暮らしの社会人、共働き世帯などに適した電気料金プランです。

電気料金の試算:昼はもちろん夜に差が出る電気

【試算条件】40A契約、400kWh(デイタイム150kWh:ナイトタイム250kWh)、ガソリン代割引50円(1リットルあたり1円引×月50L給油)

1ヶ月あたり 9,950円(税込)ガソリン代割引:1リットル当たり1円引×50L給油を含む
東京電力:従量電灯B 11,036円と比較すると月額1,086円割安年間13,032円の節約!
※燃料調整費は平成29年10月時点(-2.92円/kWh)、再生可能エネルギー発電促進賦課金等は平成29年5月~平成30年4月(2.64円/kWh)

月のガソリン使用量と電気使用量からシミュレーションを

本特集で紹介した2つの電力会社では、それぞれ簡単な項目を入力するだけで料金シミュレーションが可能です。特に昭和シェル石油の料金シミュレーションでは、車に乗る頻度などから最適なプランを提案してくれるので、ぜひ一度試してみましょう。
ENEOSでんきでは、車の利用頻度によるシミュレーションはできませんが、月のガソリン使用量を把握していれば、自分で簡単に割引額を計算することができます。

家庭の画像

ガソリン割引を提供している2つの電力会社のうち、どちらがよりお得になるかは、毎月の電気使用量やガソリン給油量、給油時に利用するクレジットカードの種類(ガソリン割引特典の内容)によって、各家庭ごとに異なります。
比較する場合は、電気料金とガソリン代を合算し、トータルでお得になる電力会社を選ぶのがおすすめ。また、切り替え後の給油の手間を考えた場合、近隣にどちらのGS・SSが多いか(自宅や職場などのよく行く場所にあるか)も外せないポイントでしょう。

まずは検針票を手元に用意し電気料金のシミュレーションを行ったうえで、ガソリン割引額も考慮しながら、どちらを選ぶか検討してみてはいかがでしょうか。

(著者:久我裕紀)