電力自由化から1か月。新電力のシェアと評判は?

電力自由化から1か月。新電力のシェアと評判は?

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電力の小売り自由化から1か月!新電力のシェアは?

電力自由化

2016年4月1日に電力の小売りが完全に自由化され、1か月が経過しました。新電力への切り替えがスタートした当初のように、申し込みが殺到するというような状況は少しずつ落ち着いてきています。このタイミングで一度、新電力のシェアと評判をチェックしてみましょう。

まずは新電力への申し込み状況をチェックします。新電力各社が加盟し、新電力の普及を推進する役割を担う電力広域的運営推進機関が、5月10日に発表した4月末時点の新電力への切り替え状況によると、全国約7,800万件の電力契約数の1.2%に当たる約82万件が新電力の切り替えを行っています

この数が多いか少ないかを判断するのは困難ですが、申し込み数の推移を見る限り、新電力へ切り替えを申し込む数が、右肩上がりで増加していることは間違いありません。

次に、この82万件の内訳を見ていくと、東京電力エナジーパートナーの管内が約52万件と約6割を占め、関西電力管内が18万件、中部電力管内が4万件と、この3社が電力を供給する地域での申し込みが、9割以上を占めていることがわかります。

新電力の切り替えシェアに関しては、東京ガスが他を圧倒。5月10日発表のプレスリリースによると、申し込み件数が30万件を突破しています。切り替えシェア2位の大阪ガスは、4月26日時点の申し込み数が12万5千件を超えたことを発表しており、この2社で新電力の切り替えシェアの約5割を占めています。

次に申し込みが多いのがJXエネルギーが提供するENEOSでんき。JXエネルギーが4月17日に発表したプレスリリースでは、申し込み件数が10万件を突破しています。

その他の主だった新電力の申し込み件数をチェックしていくと、東急沿線でサービスを提供する東急でんきの申し込み件数は、4月25日時点で3.7万件。従来までの電力会社の電気料金プランから5%割引になるプランを提供し、注目を集めているHTBエナジーは4月15日時点で1万件超の申し込みを獲得しています。

新電力事業者 申し込み数 発表日
東京ガスの電気(東京ガス) 30万件 2016年5月10日
大阪ガスの電気(大阪ガス) 12.5万件 2016年4月26日
ENEOSでんき(JXエナジー) 10万件 2016年4月17日
東急でんき(東急パワーサプライ) 3.7万件 2016年4月25日
たのしいでんき(HTBエナジー) 1万件 2016年4月15日

新電力の評判は?ネット上の評判と注意点

最後に新電力へ切り替えた利用者の評判をチェックします。ネット上の評判をチェックする限り、実際に切り替えが完了した利用者の多くが「簡単だった」「電力会社を切り替えても全く変わりない」「4月の電気代が早速安くなった」といった好意的な声が多く、評判は総じて良好と言えるでしょう。

一方で国民生活センターや経済産業省には、電力自由化に便乗し、太陽光発電システムや給油機などを販売する事業者への苦情や、長時間営業を行う訪問販売事業者が現れるなど、数百件の相談が寄せられており、注意が必要です。

大切なのは、「サービス内容がよくわからないまま新電力への切り替え申し込みを行わない」「無理な勧誘には応じず、自分でしっかり判断する」「事前に新電力の事業者の評判をきちんと確認」など、自分自身でしっかり考え、判断することです。

エネセーブでは、新電力各社の評判もご紹介しています。こちらも是非参考にしてください。