ガス自由化の参入企業は? ガス料金はどれくらい安くなる? 

電気に続く「ガス自由化」。参入企業は? ガス料金はどれくらい安くなる?

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電気に続く「ガス自由化」。参入企業は? ガス料金はどれくらい安くなる?

今年4月からスタートした電力自由化に続き、2017年4月からはガスの自由化が予定されています
今回、自由化されるのは「都市ガス」。東京ガスや大阪ガスなどに代表される「地域ガス会社」からガス供給を受けていた世帯が対象です。

ちなみに、今年春からの電力自由化では、電力会社の切り替えを申し込んだ世帯は約106万件、全世帯のわずか1.9%(※)にとどまっており、まだ切り替えに踏み切っていない「様子見」の世帯が大多数を占めています。
この中には、来年のガス自由化を視野に入れて新電力と新ガス会社の動向を見守っている世帯も少なくないことが予想されます。

ガス自由化の参入企業は?

それでは、ガス自由化で新たにガス供給サービスを開始するのはどのような企業でしょうか?
現在、もっとも参入が有力視されている企業は、東京電力や関西電力などの既存電力会社です。火力発電に使用するLNG(液化天然ガス)の保有量が多く、企業など大口顧客へのガス供給実績もある既存電力会社は、ガス自由化により、現在「東京ガス」が提供しているような電気とガスのセット供給で、従来よりも割安な料金プランを提供することが期待されています。

他にも、電力会社と同様に企業向けの大口ガス供給を実施している石油会社(石油元売)や、顧客の囲い込み策として電力と同じくガスにも注目している通信会社(携帯電話、プロバイダ等)、LNGの取り扱い実績を持つ総合商社などが、ガス自由化による参入企業候補として注目を集めています。

ガス自由化でガス料金は安くなる?

ガス自由化でもっとも期待が高まるのが、都市ガス料金の低価格化でしょう。電気の場合は、企業間の値下げ競争により既存の電気料金と比較して5~10%の値下げが行われており、ガス料金も電気料金と同程度の下げ幅となることが予想されています
ただし、電力自由化では多くの電力会社が、使用量が多いほど電気料金が割安になるプランを採用しました。ガス事業者が同じような料金プランを提供する場合、ガス使用量の少ない家庭では切り替えのメリットを受けられない可能性もあります。
来年4月からガス会社を自由に選択できるようになる都市ガス利用世帯は、今後、新ガス会社の料金プランが発表されるのに備えて、家庭の1年間のガス代やガス使用量などを把握しておくと、ガス会社を切り替えるべきか否かの判断がつきやすくなるかもしれません

ガス自由化の情報が本格的に出そろうのは、今年の後半から2017年の前半にかけて。電気・ガスなどの光熱費を少しでも節約したい方は、電気とガスの選び方や信頼性が高い電力会社・ガス会社の情報に随時アンテナを張っておきましょう

各地域における電力会社切り替えの申し込みとスマートメーター設置の状況(平成28年6月3日時点)、および 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成25年3月31日現在) より算出。