ガス自由化から1ヶ月半が経過。関東の都市ガスシェアは? 東京ガス、ニチガスなど主なガス会社の料金プランと特典もチェックしよう!

ガス自由化から1ヶ月半、関東の都市ガスのシェア、ニチガスや東京ガスの料金プランは?

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ガス自由化から1ヶ月半、関東の都市ガスのシェア、ニチガスや東京ガスの料金プランは?

2017年4月から都市ガスの小売り自由化がスタートし、1ヶ月半が経過しました。
資源エネルギー庁が発表した都市ガスのスイッチング申込件数によると、4月21日時点の関東エリアの切り替え申込件数は約1万4,000件、全国合計では約17万件。これはガス自由化対象世帯(約2,830万世帯)のうちの、それぞれ0.052%と0.60%にあたります。
電力自由化1ヶ月半後のスイッチング申込件数が、関東エリアで約46万6,000件、全国合計で約74万件、対象世帯(約5,695万世帯)のうちの0.81%と1.30%であったことと比較すると、ガス自由化は全国的にも、やや遅い滑り出しになっていると言えるでしょう。

都市ガススイッチング申込件数

地域 申込件数
北海道
東北
関東 14,915
中部・北陸 25,250
近畿 124,790
中国・四国
九州・沖縄 6,504
全国合計 171,459
都市ガス契約件数(家庭用)*1 28,338,000

*1 都市ガスのお客さま件数(日本ガス協会)

電力スイッチング申込件数*2

地域 申込件数
北海道電力 30,900
東北電力 11,000
東京電力パワーグリッド 466,600
中部電力 37,100
北陸電力 1,500
関西電力 172,300
中国電力 1,600
四国電力 2,700
九州電力 20,700
沖縄電力 0
全国合計 744,400
対象世帯数*3 56,950,757

*2 スイッチング支援システムの利用状況について(電力広域的運営推進機関)
*3 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数のポイント(PDF)

関東のガス自由化はどうなっている?

ガス自由化がスタートし、関西エリアでは「大阪ガス」と「関西電力」が、ガス料金の値下げや顧客サービスの拡充を競い合っています。
一方、関東エリア(東京ガス供給地域内)ではどうでしょう。2017年5月現在、都市ガス小売事業に参入しているのは、「ニチガス(日本瓦斯)」「レモンガス」「河原実業」の3社。対する東京ガスは、ガス自由化向けの新料金プランの提供を開始しています

東京ガス ずっともガス

東京ガス画像

対応エリア 東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県 ※一部地域は対象外
特典
  • 東京ガスの電気とセット契約で月額270円割引
  • 毎月のガス料金1,000円につきパッチョポイント5ポイントが貯まる(電気とセットで契約した場合、ガス・電気料金1,000円につき15ポイントにアップ)※パッチョポイント1ポイント=1円換算
料金例
※A表(0m3から10m3まで)
  • 基本料金:745.20円
  • 基準単位料金:157.24円
※基準単位料金は原料費調整制度により毎月変動

ニチガス(日本瓦斯) プレミアム5+プラン

ニチガス画像

対応エリア 東京ガス、東部ガス、鷲宮ガス、栃木ガス、野田ガス、武陽ガス、角栄ガス、館林ガス、昭島ガス、秦野ガス、厚木ガス、大東ガス、武州ガスの各供給エリア
特典
  • 「プレミアム5+プラン」への新規申込で初回請求額から2,000円割引
  • ガス代をビットコインで支払うと月額100円割引
※その他、アクアクララ(宅配水)、光プロバイダ、ガス器具購入等で割引サービスあり
料金例
※A表(5m3をこえ20m3まで)
  • 基本料金:780.84円
  • 基準単位料金:135.53円
※基準単位料金は原料費調整制度により毎月変動

レモンガス わくわくプラン

レモンガス画像

対応エリア 東京都、神奈川県、埼玉県
特典
  • 「わくわくプラン」への新規申込で初回請求額から3,000円割引(2017年6月30日まで)
  • 東京電力エナジーパートナーの電気料金プランとセット契約で月額100円割引
※その他、アクアクララ(宅配水)、光プロバイダ、ガス器具購入等で割引サービスあり
料金例
※A表(0m3から20m3まで)
  • 基本料金:745.20円
  • 基準単位料金:135.53円
※基準単位料金は原料費調整制度により毎月変動

河原実業 ちょいトク1

河原実業画像

対応エリア 東京都、埼玉県、神奈川県、茨城県 ※一部地域は対象外
特典
  • 「ちょいトク1」への新規申込で初回請求額から950円割引(2017年6月30日まで)
  • ガス器具をメーカー希望小売価格から40~65%OFF
料金例
※A表(0m3から80m3まで)
  • 基本料金:1,004.40円
  • 基準単位料金:120.38円
※基準単位料金は原料費調整制度により毎月変動

東京ガスの従来のガス料金プラン(一般料金)と比較すると、ニチガス・レモンガス・河原実業ともに基準単位料金(ガスの使用量に応じてかかる1m3当たりのガス料金単価)が安くなっている点が特徴です。
普段のガス使用量にもよりますが、都市ガスのみを切り替える場合であれば、これら3社のガス料金プランの方が、東京ガスの現行プランよりも安くなるケースが多いでしょう。
ただし、都市ガスと電気をセットで切り替える場合は、やや事情が異なります。東京ガスでは「ガス・電気セット割」として月額270円(年換算3,240円)の割引を実施しており、トータルの割引額では東京ガスの新プラン(あるいは旧プラン)のほうがお得になるケースも少なくありません。

都市ガスの切り替えが、本当にお得になるかどうかは、毎月のガス使用量によって家庭ごとに異なります。電気とセットにする場合は、月々の電気使用量や、切り替えを検討している会社の電気料金プランもチェックしてみましょう。

東京ガスとニチガスでは、毎月のガスや電気の明細書があれば、公式サイト上で簡単に料金シミュレーションが可能。都市ガスに参入して間もないレモンガスや河原実業は、サイト上にシミュレーションがないため、窓口に問い合わせて試算してもらうと良いでしょう。

一見難しそうに感じるガス自由化・電力自由化ですが、燃料価格の高騰により値上げが続いているガス代や電気代を節約するチャンスです
7月には東京電力エナジーパートナーも都市ガス事業への参入を予定しているため、関東エリアで都市ガスを利用している方は、各社の情報をしっかりと集めつつ、家庭に合ったベストな料金プランを選べるようにしておきましょう。