電気の開通で必要な手続き、申し込みの方法、当日の注意点は?

電気の開通 – 申し込みから当日立会い、賢く乗り換えるポイント

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電気の開通手続きはどうすればいいの? 

引っ越しの際、電気の使用停止や開通の手続きをどのようにすれば良いのかがわからず、悩む方は少なくありません。
当日は立会いが必要なのか、引っ越し日が土日にかかっている場合は対応してもらえるのかなど、とくに、はじめての引っ越しの場合はわかりにくいことも多いはず。

そこで今回は「電気の開通手続き」にスポットを当てて、電気を開通するまでの流れと、当日の注意点、電気の開通に合わせてチェックしておきたい、電気代の節約に役立つおすすめの電力会社をご紹介します。

電気の開通 ~申し込みから当日まで~

電気の開通手続きは、引っ越し日の一ヶ月前から二週間前ごろまでに終えておくと安心です。
開通までの流れは、大きく分けて2つ。今まで住んでいた住居の「電気の使用停止」手続きと、新しい住居の「電気の開通」手続きです。

◎電気の開通手続きの流れ
①旧居の電気の使用停止(旧居を引き払う場合)
②新居の電気の開通

1旧居の電気の使用停止

引っ越しと同時に旧居を引き払う場合は、現在契約のある電力会社に、引っ越しの連絡と電気の使用停止を申し込みます。
手続きの方法は、電話、もしくはインターネットがおすすめ。電話は受付の曜日や時間が決まっている電力会社が多いため、インターネットのほうが利便性は高いでしょう。引っ越し日の約一ヶ月前から申し込みが可能となっています。
申し込みの際は、以下の情報を準備しておくとスムーズに手続きを行うことができるでしょう。

電気の使用停止に必要なもの

  • 現在(旧居)の住所
  • 契約者名(名義人)
  • お客様番号(検針票に記載)
  • 退去日(引っ越しの日時)
  • 最終月の電気料金の支払い方法をどうするか(以下から選択:口座振替、クレジットカード払い、当日現金払い、請求書払い※引っ越し先へ郵送)

引っ越しの当日は立会いが必要?

引っ越し当日の立会いは、電力会社からとくに要請がなければ不要です。
ただし、電力量計が旧タイプの場合(※スマートメーターに交換されていない)で、電気料金の支払い方法を当日現金払いにしている場合は、電気使用量確認のために立会いを求められることがあります。旧タイプの電力量計を使用している場合は、退去時にブレーカーを落としていくことも忘れずに行いましょう。

※土日でも大丈夫?
立会いが不要な場合は、引っ越し当日が土日でも問題はありません。立会いが必要な場合の対応は電力会社に相談を。
なお、停止の申し込みそのものを土日に行いたい場合は、電話でなくインターネットから手続きをしたほうが良いでしょう。

2新居の電気の開通

電気の開通(使用開始)は、引っ越し先の地域を管轄する電力会社に申し込みをします。大手電力会社だけでなく、電力自由化以降に登場した「新電力」を選ぶことも可能です(※詳細は後述)。手続きの方法は、使用停止のときと同じく電話かインターネット経由がおすすめです。申し込みから開通までは一定の時間がかかるため、引っ越しの一ヶ月前、最低でも二週間前ごろまでには、電気の開通を申し込んでおきましょう

電気の開通に必要なもの

  • 新居の住所
  • 契約者名(名義人)
  • 申し込みを希望する電気料金プラン
  • 希望の契約アンペア数(アンペア契約の電力会社の場合)
  • 引っ越し日時(入居日/電気使用開始日)
  • 電気料金支払い方法(クレジットカード、口座振替など)

引っ越しの当日は立会いが必要?

電気の開通は、事前に申し込みをしておけば立会いは不要です。新居の電力量計がスマートメーターであれば、ブレーカーを上げなくても電気は使える状態になっているでしょう。
旧タイプの電力量計の場合は、分電盤を見つけブレーカーを上げることで電気を使用できるようになります。

ただし、新居がスマートメーターで、引っ越しまでに電気の開通手続きがすんでいない場合は、当日、電気が使用できないケースがあります。その場合は、地域電力会社(東京電力、関西電力など)のカスタマーセンターに問い合わせをしてみましょう。

※土日でも大丈夫? 事前に電気の開通を申し込んでいれば、土日の引っ越しでトラブルが起きるケースは少ないと言えます。
万一、電気が使用できない場合は、契約している電力会社のカスタマーセンターに連絡を。先々の利便性も考慮して、土日祝日も電話対応可能な電力会社を選ぶなどすると安心です。

電気を開通するタイミングで安い電力会社を選び、電気代を節約しよう

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電気を開通する際は、地域電力会社だけでなく、新電力に申し込みをすることもできます。電力自由化で新たに登場したこれらの電力会社は、地域電力会社と比較すると割安な電気料金プランを打ち出していることも多く、電気代の節約に役立つことから、必ずチェックしておきたい存在。

電気料金が安くなるかどうかを調べるためには、手元に検針票を用意し、地域電力会社と新電力のそれぞれで、電気料金をシミュレーションしてみましょう。
ほとんどの電力会社は、自社のホームページ上に電気料金のシミュレーションを公開しています。たくさんの電力会社を一度に比較することは大変なので、今までよりも電気代が安くなるようであれば、まずはOK。電力会社切り替えの候補に加えておくと良いでしょう。

ここでは、割安な電気料金プランや充実した契約者特典などから、新電力の中でもとくに人気の高い電力会社を、電気の供給エリアごとにピックアップしています。

全国

Looopでんき おうちプラン

Looopでんき おうちプラン

株式会社Looopが提供する新電力。基本料金が0円、電気を使った分だけ支払うシンプルな料金体系をとる。従量料金は東京電力エリアで1kWh当たり26円(税込)。住宅用太陽光発電システムのある家庭は、「ソーラー割」で1kWh当たり1円引となる。Looopが提供する住宅用太陽光発電システムLooopHomeを購入すると、さらに1円引。Looopの住宅用蓄電池Looopでんちの購入で1kWh当たり3円引。電気料金の支払いはクレジットカードのみとなる点には注意が必要。

HTBエナジー たのしいでんき

HTBエナジー

大手旅行会社H.I.Sの新電力。「従量電灯B5コース」は単身世帯・家族問わず、大手電気会社より基本料金・従量料金が一律5%安くなる。さらに、毎日2時間分の電気料金が無料になる「ママトクコース(19:00〜21:00)」「朝ママトクコース(6:00〜8:00)」も用意。その時間に電気使用量が多い家庭であれば、電気料金の節約が期待できる。電気以外の日常生活のトラブルをサポートする「安心サポート24」などのオプション(別料金)も充実。契約後一年以内に解約すると、違約金が発生する点には注意したい。

東京電力エリア(首都圏)

JXTGエネルギー ENEOSでんき

ENEOSでんき

エネルギー事業大手JXTGグループの新電力。電気の基本料金は東京電力の従来プラン(従量電灯B)と同額だが、従量料金は最大14%OFFになる(月の電気使用量が300kWh以上の場合)。また、2年以上の契約で「にねんとく2割」が適用され、電気料金が1kWhあたり0.20円割引。3年目からは割引額が拡大され0.30円割引となる。毎月の電気料金をクレジットカードであるENEOSカードで支払うと、ガソリン代が1Lあたり1円割引になる特典も。

東京ガス ずっとも電気

東京ガス画像

東京ガスが提供する新電力。電気の基本料金は東京電力の従来プラン(従量電灯B)と同額だが、従量料金は最大21%OFFになる(月の電気使用量300kWh以上の場合)。ガスと電気をセットで契約し、家族向けプラン「ファミリーセレクト」を選択すると、毎月の電気料金から270円を割引。さらに「生活まわり駆けつけサービス」も無料で利用できる。毎月の電気料金1,000円ごとに独自のポイント「パッチョポイント」が15ポイント貯まり、楽天スーパーポイントやTポイントと等価交換が可能。

関西電力エリア(関西圏)

大阪ガス 大阪ガスの電気 ベースプランA-G

大阪ガス画像

大阪ガスが提供する電気料金プラン。関西電力の従来プラン(従量電灯A)と比較すると基本料金が約16%OFF、従量料金は最大で約10%OFFとなる(月の電気使用量が300kWh以上の場合)。電気の使用量に関わらず、関西電力からの切り替えで電気料金が安くなる。大阪ガス利用世帯は、ガスと電気をセットにすることで請求合算やマイページでの料金・使用量の確認などが簡単に行えるように。ただしセット割などの特典はない。ガス機器修理などに対応する「住まいの駆けつけサービス」は有料で付帯可能。

東京電力エナジーパートナー スタンダードプラン

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東京電力が関西電力エリア向けに提供する電気料金プラン。毎月の電気使用量に応じて割引率が異なり、関西電力の従量電灯Aと比較すると1kWh当たり最大で6%割安。電気使用量の少ない一人暮らし世帯などでも電力自由化の恩恵を受けられるよう割引額が調整されており、関西電力からの乗り換えで電気代がアップするケースは少ない。電気料金1,000円につき5ポイント、Web経由の申し込みで500ポイントを付与。水まわりや鍵のトラブルに対応する「生活かけつけサービス」も無料で利用可能

引っ越し当日にあわてないために!開通の手続きは早めにすませておこう

前述の通り、電力量計は順次スマートメーターに切り替わりつつあり、電気の開通は事前の手続きが以前と比較するとはるかに簡単になっています。その反面、引っ越し前に開通手続きをし忘れると、当日になって電気が使用できないケースも出てくるようになりました。

・引っ越し先の電力量計が旧タイプ…ブレーカーを上げればすぐに使用可
・引っ越し先の電力量計がスマートメーター…事前の開通手続きが必要

もしも、引っ越し前に電気の開通手続きを忘れてしまい、すぐに電気を開通したい場合は、まず地域電力会社のカスタマーセンターに連絡をしてみましょう。
ただし、当日中に電気の開通手続きが可能かどうかは、引っ越しの曜日や時間帯、電力会社の対応状況により異なります。
そのため、引っ越しが決まったときは、早めに電気の開通手続きをすませておくのがベター。ほとんどの電力会社はインターネットからの申し込みに対応しているので、引越し日が確定したタイミングで申し込んでおきましょう。

電力会社を切り替えて、電気代を節約したい、という方は、とりあえず地域電力会社で電気を開通させたあとで、新電力に乗り換えるのも選択肢の一つです。

まとめ

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電力自由化がはじまり、スマートメーターの普及が進んできたことで、電気の開通手続きも今までとは少しずつ変わりはじめています。
電気の開通でなによりも大切なのは、引っ越しの前に手続きをすませておくこと。新しい住所と引っ越しの日取りが決まったら、いち早く電気の使用停止と新居での開通手続きをすませておきましょう。

電力会社は従来の地域電力会社だけでなく、新電力という選択肢も加わり、より自分に有利な電力会社を選ぶことができるようになっています。

首都圏のように、あまりにも多くの電力会社があると、1社に決めるのが難しいと感じる場合もありますが、今までと比較して電気代が安くなるのであれば、とりあえず電力会社の切り替えは成功です

もっと有利な電力会社が見つかったら再び切り替えれば良い、というつもりでいれば、気楽に電力会社を選ぶことができるでしょう。

引っ越し当日にあわてないためにも、今回ご紹介した電気の開通手続きを参考に、新生活を気持ちよくスタートしましょう!