電気代が高い原因は?家電・契約アンペア・料金プランなど、少し見直すだけで電気代が安くなる節電方法を紹介

電気代が高い原因は?誰でもカンタンにできる節電方法3選

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電気代が高いことが悩みだが、原因がわからないという家庭は少なくありません。「電気をこまめに消す」「エアコンの設定温度を守る」等の節電に努めていても月々の電気代が高くなってしまう場合、そこに思わぬ原因が隠れていることも。

誰でもカンタンにできる節電方法3選

実は電気代は、こまめなオンオフといった電気の使い方だけでなく、家電の省エネ性能や契約中の電力プランによっても大きな違いが出ます
そこで本特集では、電気代が高いときに考えられる原因と、ほんの少しの見直しでできる3つの節電方法を具体的にご紹介。月々の電気代をもう少し安くしたいと考えている方はぜひ参考にしてください!

電気代が高い原因その1:古い家電をずっと使っている

家電は年々、省エネ化が進んでいます。例えばエアコンの場合、2005年型と2015年型を比較すると、消費電力量は10年間で約9%減。年間の電気代に換算すると約2,300円の節約になる計算です。

同じく冷蔵庫の消費電力は5年前と比較して約31%減、液晶テレビにいたっては、9年前の機種と比較すると約65%も消費電力が減少しており、家電の省エネ性能は私たちの想像以上にアップしています

(参考)資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2016夏版」

気が付けば家の中に10年物の家電があふれているという場合は、買い換えることで消費電力を大幅に削減することが可能
特にエアコンは、長く使い続けることで消費電力そのものがアップするとも言われており、以前と比較した際、冷房や暖房の効率が落ちてきたと感じる場合は、なるべく早めに買い替えを検討すると良いでしょう。それが結果的に家計の節約にもつながるはずです。

家電買い替えの目安

おもな家電 寿命 買い替えのサイン
エアコン 7~10年
  • 冷暖房効率が悪い
  • 本体から水が漏れる
  • コンセントやコードが以上に熱い
冷蔵庫 10年前後
  • 冷蔵室や冷凍室の温度が下がらない
  • 稼働時の騒音が大きい
電子レンジ 9~10年
  • 温め機能が使えない
  • 急に停止する
  • ボタン操作ができない
液晶テレビ 6~7年
  • 画面が暗い
  • ノイズが入る
洗濯機 7~8年
  • 2500回~3500回以上稼働している
  • 稼働中に焦げ臭いにおいや騒音がする
  • 脱水中にふたを開けても回転が止まらない
掃除機 7~8年
  • 掃除中に急に止まる
  • 吸引力が弱くなってきた
  • 使用中に焦げ臭いにおいがする
給湯器 8~10年
  • 給湯温度が一定にならない
  • 給湯機から騒音や異臭がする
  • シャワーからの湯量が少なくなった
  • お湯張り時の温度が設定よりもぬるい(高い)

省エネ製品買替えナビゲーション「しんきゅうさん」

環境省が運営する家電の買い替えシミュレーションソフト。現在使用中の家電から新しい家電へ買い換えた場合のCO2削減効果やランニングコストの低減効果などをチェックできる。パソコン・スマートフォン・携帯電話に対応

ヤマダウェブコム

ヤマダ電機の公式通販サイト。ヤマダウェブコムからの購入で、通常のメーカー保証に最長4年間のヤマダ電機オリジナル保証が付帯。大型家電の「配送設置無料」サービスや、「即日・翌日配送」サービス等も受けられる。ポイント還元やチャットを利用した価格交渉サービス等もあり、実店舗が近くにない場合でも家電をお得価格で購入可能

電気代が高い原因その2:契約アンペア数が大きすぎる

契約アンペア数とは、電力会社との契約で決められている電気使用量の上限のこと。どの契約アンペア数で契約しているかによって、家庭で一度に使える電気の量が決まります。
もっともポピュラーな一般家庭向けの電気料金プラン(東京電力エナジーパートナー・従量電灯B)では、7種類の契約アンペア数を選択することが可能です。

契約アンペア数と電気代基本料金(東京電力エナジーパートナー・従量電灯Bの場合)

契約アンペア数 1契約あたりの料金(税込)
10A 280円80銭
15A 421円20銭
20A 561円60銭
30A 842円40銭
40A 1,123円20銭
50A 1,404円00銭
60A 1,684円80銭

※電気料金には、上記基本料金のほか月々の電気使用量に応じた「電力量料金(従量料金)」が加算されます

上の表からもわかるように、契約アンペア数が大きくなるにつれて基本料金もアップします。この基本料金は電気使用量に関わらず毎月発生するため、電気代が高い家庭はアンペア契約を見直すだけでも節約に効果的
ただし、契約アンペア数を小さくすると、そのぶん電気使用量の上限が下がり、ブレーカーが落ちやすくなってしまいます。
契約アンペア数を見直す場合は、家庭で使用する電化製品の種類や使用タイミング、家族の人数などを考慮しつつ、最大時の使用電力を賄えるアンペア数で契約すると良いでしょう

東京電力エナジーパートナー「わが家のアンペアチェック」…東京電力エナジーパートナーのアンペア数シミュレーション。家庭内で同時に使用することが多い家電の消費電力と台数を選択するだけで最大時の使用電力をチェックできる

世帯人数による契約アンペア数の目安(東京電力エナジーパートナー:従量電灯Bの場合)

世帯人数 契約アンペア数の目安
一人暮らし 20A-30A
夫婦二人 30-40A
3~4人家族 40-60A

電気代が高い原因その3:電気料金プランが合っていない

誰でもカンタンにできる節電方法3選

電気の使用パターンは各家庭により差があります。電化製品の種類や数によって、電気の使用量が異なるのはもちろんのこと、日中不在がちな家庭・平日在宅している家庭など、在宅時間の違いによって電気を使う時間帯が分かれる場合も。

特に、家族の人数や電化製品の種類が多く、毎月の電気使用量が多い家庭では、電力会社そのものを切り替えることで電気代を節約できるケースが多々あります
電力自由化で新たに登場した電力会社の多くは、基本料金を割安に設定したり、電気の使用量が多いほど電気代が安くなる料金体系を採用。さらに、電気使用量に応じてポイントが貯まるサービスや、ガス・携帯電話・インターネットとのセット割を提供している電力会社も少なくありません。

東京ガス ずっとも電気

東京ガス ずっとも電気

契約件数87万件を超える東京ガスの電気料金プラン。東京ガス利用中の世帯であれば「ガス・電気セット割」で電気代が月270円割引になる。料金プランは電力使用量が多いほど割引率が高く、電気代が月5,500円以上の家庭であれば、東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bと比較して割安に。電気料金1,000円につき15円分のポイント(パッチョポイント)が貯まる。契約アンペア30A以上が対象。

また、夜間に多くの電気を使用する家庭の場合は、時間帯別の料金プランを用意している電力会社をチェックしても良いでしょう。例えば、昭和シェル石油では夜8時から朝7時までの夜間の電気代がお得になるプランを提供。4人家族で月の電気使用量が400kw(電気代・約11,200円)前後の場合、年間で1万円以上電気代を節約することができます。

昭和シェル石油 昼はもちろん夜に差が出る電気

昭和シェル石油が提供する新電力プラン。電気使用量に応じて加算される「電力量料金(従量料金)」にデイタイム料金とナイトタイム料金を設け、ナイトタイム料金を電気使用量に関わらず同額に設定(1kWhあたり一律23円35銭)。夜間に電気使用量が多い家庭ほど電気代が割安になるうえ、デイタイム料金も月々の電気使用量が100kWh以上の家庭であれば割安になる
※東京電力エナジーパートナー従量電灯Bと比較した場合

電力会社の切り替えは意外にカンタン

電力会社の切り替えは、切り替え先の電力会社のホームページから簡単に申し込むことができます。
2016年1月以降に発行された検針票(供給地点特定番号とお客様番号が必要)を用意し、ホームページあるいは代理店経由で切り替えを申し込めば手続きが完了。既存の電力会社の解約や、電力自由化で新たに必要となる電力計測器(スマートメーター)の設置も、すべて電力会社のほうで手配してくれます。

電気料金シミュレーション…7つの質問に答えるだけで、家庭に合った電力会社&電気料金プランがわかる診断ツール。東京電力エナジーパートナーと比較して年間の電気代がどの程度お得になるかもチェック可能。電力会社選びに迷ったときは活用したい

電力会社比較…電力自由化で新たに電力小売りサービスを開始した新電力を、利用者の評判や料金プラン、付帯サービス等で比較。各電力会社の特徴や口コミをまとめてチェックしたい人は必見

誰でもカンタンにできる節電方法3選~まとめ~

誰でもカンタンにできる節電方法3選

「誰でもカンタンにできる節電方法3選」いかがでしたでしょうか。
電気代の節約と聞いて最初にイメージするのは、エアコンの設定温度やフィルター掃除等、電化製品の使い方を工夫する方法ですが、実は、家電の省エネ性能や毎月支払う電気の「固定費」を見直すことも、節電には非常に有効です
本特集で紹介したこれらの節電方法は、一度見直すだけで長期間、電気使用量や電気料金をセーブする効果があり、なるべく手間をかけずに節電したい場合にうってつけ。

家電製品の性能アップや電力小売自由化のスタートにより、電気代は従来よりも簡単かつ効果的に節約できるようになっています。
我が家の高い電気代をなんとかしたいというご家庭は、このチャンスを逃さず本特集でおすすめする節電方法を実践しましょう!